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火の鳥
手塚治虫
角川文庫

アドルフに告ぐ
手塚治虫
文藝春秋

スラムダンク
井上雄彦
集英社

はじめの一歩
森川ジョージ
講談社

ヒカルの碁
ほったゆみ・原作
小畑健・漫画
集英社

ブッダ
手塚治虫
潮出版社


マンガの名言+書評コメント

■第1位
 □『火の鳥』、手塚治虫、角川文庫

   
人間は虫よりも魚よりも
    犬や猫や猿よりも長生きだわ
    その一生のあいだに……
    生きている喜びを見つけられれば
    それが幸福じゃないの?


   「
殺して なんになる……

   「
みにくくなれば
    男は見むきもしないわ


   「
なぜ機械のいうことなど聞いたのだ!
    なぜ人間が自分の頭で判断しなかった


   「
地球が存在するかぎり……
    生きものは…………
    りっぱにこの地球の上で
    生きつづけなければならないんじゃ!!


   「
きみは地球を見はなす気かっ
    ぼくにはできない


   「
宇宙生命は 形も大きさも
    色も重さもなにもないのです
    でも
    ただとびまわっているだけではありません

    この宇宙生命たちは物質にとびこみます
    するとその物質は はじめて生きてくるんです

    銀河系宇宙のような大きなものから
    惑星たち 地球も! 動物や植物
    その細胞も……分子も原子も素粒子も

    みんな宇宙生命がはいりこんで
    生きているのですよ


   「
今度の人類こそ
    きっとどこかで間違いに気がついて……
    生命を正しく使ってくれるようになるだろう


   「
歴史とは あらゆる角度から
    あらゆる人間の側から調べなければ
    ほんとのことは
    わからないものなのである


   「
殉死という名で
    何十人ものひとをいけにえにする…
    そんなことが王の権威なんですかっ


   「
死なないことが しあわせではないぞ
    生きているあいだに…
    自分の生きがいを見つけることが
    大事なんじゃ


   「
無限におとずれる
    すべてのものの命を
    救ってやることです


   「
人間も虫も
    生命の重さについてはおなじ……


   「
生きものはな
    どんなちっぽけなものでも
    生をうけたからには
    なにか生きる役目をもっているはずじゃ


   「
苦しい試練にたえぬいたとき
    きっと おまえの心の中に
    ほんとうの仏がつくられるだろう


   「
虫魚禽獣
    死ねば…どれもみんなおなじ!
    人が仏になるなら…
     生きとし生けるものはみんな仏だ!


   「
生きる?死ぬ?
    それがなんだというんだ
     宇宙のなかに人生などいっさい無だ!
     ちっぽけなごみなのだ!


   「
なぜこんなに天地は美しいのだろう
    そうだ ここではなにもかも………

     
生きているからだ!

   「
おれは生きるだけ生きて……
    世の中の人間どもを
    生き返らせてみたい気もするのです


   「
問題は永遠の生命を手に入れて……
    なぜ生きるのかということですよ


   「
あんまり科学のちからって
    やつを信用すんな!

   「人間の生命ってもんは…………
    人間のちからじゃ
    しょせん どうにもならねえのさ


   「
地球がどの星より美しい
    すばらしい星だなんて………
    ……………
    もう何百年かむかしの話さ…


   「
どうして心を持っていない
    チヒロがやさしくって
    心を持ってる人間が
    ぼくたちを殺そうとするんだろう?


   「
せめて…
    あなたも夕焼けをながめない?


   「
むなしい………
    ………………
    権力は むなしいものよ…………


   「
さむらいは
    オイラたち町や村の人間を
    バカにしやがって いばりくさって………
      どうしておんなじ人間なのに
      あいつらオイラたちを
      さげすみやがンだ


   「
オイラァ平和…
    平和がすきなんだァ
     
平和ーッ!!

   「
とうさんは人間よ
    それでいいじゃない!!


          → このページのトップへもどる


■第2位
 □『アドルフに告ぐ』、手塚治虫、文藝春秋

   「君がユダヤ人だろうと
    ぼくがドイツ人だろうと…
    関係ないだろ


   「
ぼくにはユダヤの友達がいます
    あの子は害虫じゃありません!!


   「
ユダヤ人をほうむることは
    神の啓示なのだ


   「
たしかに人気はいい……
     だがおれは だまされんぞ


   「
だれにも しあわせに生きる権利はあるわ

   「
ママは別だ ママは
    日本人でもドイツ人でもない


   「
君は親友さ しかしなぜ
    なぜ君はユダヤ人なんだ!?


   「
人が人を裁く場合
    ただ一つ 真実!
    それを探すほか あらへんのや


   「
だれが…
    だれがこんな戦争 始めたんだろ…
    にくらしい!!


   「
神につかえる者は
    たとえ拷問や死をむかえようと
    恐れません!


   「
ユダヤに同情なんかするもんか!!
    ただ 君が好きなだけだッ


   「
あなた ナチスのくせに
    ユダヤ人の友達が居るの!? 偽善者ね


   「
わ…わしは…
    あのうすぎたない害虫のユダヤ人の家系だ


   「
われわれ全員 実は狂人の群なんだ

   「
ドイツ人だとか日本人だとか
    なぜそう こだわるんだね
    どっちだっていいじゃないか
    好きあっていれば


   「
ユダヤ人や日本人を見下すことは許しません
    それができないならば
    ママを捨てるか…
    ドイツを捨てるか お決め!!


   「
民族や人種どうしが にくみあうから
    戦争がおこるんだわ
    親子が引き裂かれてしまうんだわ


   「
どの人種が劣等だとか
    どの民族が高級だとか…
    あおりたてるのは ほんのわずかな
    ひとにぎりのオエライさんさ…


   「
由季江 死ぬなッ
    やっと戦争が終わったんじゃないか!!


   「
日本中の人間が
    戦争で大事なものを失った……
    それでもなにかを期待して
    せい一杯生きてる
     人間てのは すばらしい


   「
子どもに殺しを教えることだけは
    ごめんだ
    世界中の子どもが正義だといって
    殺しを教えられたら
    いつか世界中の人間は全滅するだろうな


   「
あちこちの国で
    正義というやつにつきあって
    そして なにもかも失った…
    肉親も… 友情も… おれ自身まで…


          → このページのトップへもどる


■第3位
 □『スラムダンク』、井上雄彦、集英社

   
基本がどれほど大事か わからんのか !!
    ダンクが できようが 何だろうが
    基本を知らん奴は
    試合になったら 何もできやしねーんだ !!


   「
練習をはじめる前に…
    まず最初に はっきり言っとくことがある
    今年の目標は全国制覇だ!!


   「
なんぴとたりとも
    オレの眠りを妨げるヤツは許さん…!!


   「
桜木君 あせらないでね
    地道な努力は いつか必ず報われるって
    お兄ちゃんが いってたわ


   「
そーか 努力したんだなー ハルコさん…
    おれも努力しよう……


   「
まず1本よ !!
    おちついて1本ずつ返していこう !!


   「
ボールに対する執着心のない者は
    試合につかわんからな !!


   「
休憩は1分だけです
    ラスト2分が勝負


   「
腰を落とせ !! 足を動かせ !!
    相手の目を見ろ !!


   「
お兄ちゃんも
    『桜木は予想以上によくやった』って !!
    いうなって いわれてたけど


   「
オレがチームを強くして…
    試合に勝って…
    それで 彼女が笑ってくれれば最高さ


   「
今年は絶対 全国に行く !!

   「
最後まで…希望を捨てちゃいかん
    あきらめたら そこで試合終了だよ


   「
やるしかねえ……… !!

   「
オレたちは強い

   「
リバウンドは 君が制するんですよ

   「
チャンスのときこそ平常心だ

   「
さがるな !! あたるぞ !!

   「
三井君…
    君がいてよかった…


   「
オレはいつも寝る前に
    この日を想像していた…
    湘北が… 神奈川の王者 海南大付属と
    インターハイ出場をかけて戦うところを
    毎晩 思い描いていた
    一年のときから ずっとだ


   「
頂上にいるお前が いちばん
    勝ちに対してハングリーだ


   「
ゴリの穴は オレが埋める

   「
負け試合なんて まっぴらだ
    相手が海南大付属であろうと
    負けたくねー


   「
本物のシューターは
    練習によってのみ作られる !!
    あくなき反復練習だけが
    シュート成功率をアップさせるのだ !!


   「
負けてない !!
    牧にだって負けてないぞ !!

     オレは間違ってはいなかった

   「
常にフォームをチェックしろ !!
    今が一番大事なときなんだ !!
    間違ったフォームで練習してても
    うまくならん !!


   「
オレの監督歴の中で
    今年のチームが1番練習した
    1番キツかったはずだ
    よくがんばった


   「
あいつはきっと負けない

   「
君に この天才が止められるかね?

   「
さあ ディフェンスだ !!
     ディフェンスから !!


   「
てめーに勝つためだ 覚悟しな

   「
オレは絶対に あきらめん

   「
うちには点をとれる奴がいる
    オレが30点も40点も
    入れる必要はない
    オレはチームの主役じゃなくていい


   「
とり返す !!

   「
あいつも3年間
    がんばってきた男なんだ
    侮ってはいけなかった


   「
とりあえず…
    君は日本一の高校生になりなさい


   「
もう誰にも負けん

   「
ベスト8を狙うわけにはいきません
    全国制覇が私の夢です


   「
相手がどこかを考えるよりも
    自分たちのことが先ですから


   「
彼のプレイをよく見て…
    盗めるだけ盗みなさい
    そして彼の3倍練習する
    そうしないと…高校生のうちには
    到底彼に追いつけないよ


   「
日本一の選手って どんな選手だと思う…
    きっとチームを日本一に導く選手だと
    思うんだよな オレはそれになる
    一歩も引く気はねーぜ


   「
絶対に油断するな !!
    いいか !!
    一瞬たりとも油断するな !!!


   「
入部したときを思い出してみろよ
    今まで 残ったのは あの時 本気で
    全国制覇を信じた奴だけだぜ


   「
必ず何か勝つ方法があるはず…
    彼らとて同じ高校生だ
    勝負に“絶対”はないのだから


   「
山王が日本一のチームなら…
    蹴ちらすまでだ


   「
負けるな パワーでもだ

   「
私だけかね…?
    まだ勝てると思っているのは………
    あきらめる?
    あきらめたら そこで試合終了ですよ…?


   「
君が追い上げの切り札になる… !!

   「
しっかりしろォ !!
    流れは自分たちで
    もってくるもんだろがよ !!


   「
河田は河田 オレはオレだ
    奴のほうが上だとしても…
    湘北は負けんぞ


   「
1対1もオフェンスの選択肢の
    一つにすぎねぇ
    それが わからねぇうちは
    おめーには負ける気がしねえ


   「
オレたちゃ別に仲良しじゃねえし
    お前らには 腹が立ってばかりだ
    だが…ありがとよ…


   「
必死でついてこい

   「
オヤジの栄光時代はいつだよ…
    全日本のときか?
    オレは……
     オレは今なんだよ !!


   「
優勝するんだろ ゴリ !!
    通過点じゃねーかよ あいつらなんか !!


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■第4位
 □『はじめの一歩』、森川ジョージ、講談社

   
オレはジムで 自ら打たれ続けたよ
    毎日毎日 ボロボロさ
    そして必殺のタイミングを手に入れたんだ
    それがカウンターさ !!


   「
会長がどなるのは
    見込みのあるやつだけなんだぜ
    期待されてるってこった!


   「
拳の力を抜くのがコツだってことを
    土壇場で思い出したんですよ


   「
パンチをもらっても 表情に出すな
    どんなに痛くても きいてないと
    自分に言い聞かせるんじゃ
    それが相討ちの秘訣じゃぞ


   「
立ちさえすれば チャンスはある !!
    チャンスはあるんだ !!


   「
ゴチャゴチャ 考えてもしかたない
    ボクはボクの
    ボクシングをするしかないんだ !!


   「
絶対 勝ちたいですから
    一秒でもムダにしたくないんです


   「
アリやレナードだって
    負けたことはあるんだし…
    伝説的な強さを身につけたのは
    むしろ その後じゃないですか


   「
ビビった方が負ける!
    今度の試合は そういう試合なんじゃ !!


   「
右拳と ひきかえでも 構わない!

   「
痛みを感じる前に倒す !!

   「
手を休めるな
    ガンガン いくんじゃ !!


   「
おめでとう

   「
後が ねえからよ
    少しでも甘えがあると
    緊張感 保てねえからよ


   「
カウンターを成功させる
    重要な要素は 二つ !!
    タイミングと勇気だ!


   「
拳に殺気があるんですよ
    一発一発に人生かけて
    魂こめて打ってくるんですよ


   「
こ このまま倒れるのはイヤだ!!
    一発だけでも みんなに観てもらうんだ


   「
絶対役立つと思います
    今まで会長を信じてきて
    間違ったコトなかったですから


   「
き 気合いだ・・・・
     根性だ・・・・


   「
なんであれ
    息子のがんばってる姿って・・・・
    母親には いいものだから


   「
チャンピオンってなあ
    背中に色々なモン背負ってんだ
    何人もの人間が
    拳にしがみついてんだ
     チャンピオンの拳は特別なんだよ
     同じじゃねぇんだ!!


   「
いつも通り…かあ
     結局それしかないのかもしれない


   「
若いキサマには
    怖い者知らずという勇気がある!!
    対抗できる武器がちゃんとある!!


   「
必ず勝たねばならナイ
    そういう約束事の中に
    身を置いているのだから


   「
地味なコトの反復になるが
    優秀な選手ほど
    その努力を惜しまないと思い知れ


   「
打たれても熱くなるな!

   「
拳の魂とはなんぞや!?
    破壊力!? 否……
    それは“殺気”じゃ!!

     殺らなければ 殺られるという
     気迫の込もった拳が
     何より恐いのじゃ!!


   「
パンチは手数で相殺するだニ
    根性出すだニ!
    気合いで打ち勝つだニ!!


   「
いいか 我々は挑戦者だ!
    最後の最後まで
    挑戦者のボクシングをしろっ!!


   「
気持ちで負けるな!
     自らを奮い立たせろ!!


   「
負けてから鍛えに鍛えたんだ
     ボクはあの時と同じじゃない !!


   「
ワイ・・・・
     まだ弱かったわ


   「
迷いが出たら
    デビュー戦を思い出してみろ


   「
生き残らなきゃ
    世界もクソもねえんだよっ


   「
非力なボクでもKOを!
    あさはかな野心だったのか!?
     あさはかでもいい!!


   「
手を出させるな!
    攻めて攻めて 攻めまくるんだ!!


   「
上に上がる者は
    人の夢を踏み台にして光輝くもの
    踏み台にされた者にとって
    小さな石ではいかん
    納得のいく大きな山にならなくては…


   「
ボクシングにラッキーパンチはない!
    最後の最後まであきらめない
    そういう生きた拳こそが
    奇跡を生むのだ!!


   「
日本王者 東洋王者
    お互い肩書きあるのに まだまだだな


   「
勝つための方法論とか
    理屈じゃねえんだよ
    ヤツに勝つにはよ
    ヤツより強くなるしかねえのさ


   「
骨ならいくらでもくれてやる!
    …そのかわり
     キサマの魂をオレにくれっ!!


   「
どうなろうが本望だ!
    これが自分にとっての
    世界タイトルマッチなのだから!!


   「
本気でいかせてもらいます!!

   「
続行中に気を抜いたキミが悪い!

   「
ボクシングにだけは・・・・
     ウソをつきたくねえんだ


   「
努力した者が全て報われるとは限らん
    しかし!
    成功した者は皆すべからく努力しておる!!


   「
キサマが積み上げたモノが
    拳に宿る!!


   「
どうこう考える前に体が動いた
    何千回も何万回も繰り返したパンチだ!


   「
体格差なんぞ気合いで吹き飛ばすだ二
     大和魂だ二!


   「
貴様を殴る拳が日本にはまだある!
    オレの拳が残っている!!


   「
あえて時代に逆行してやるわ
    これからは防衛ではなく『挑戦』じゃ!!


   「
守る!? 守るなんて考えるな!
    そういう練習をしてきたじゃないか!!


   「
歯を食いしばれ!
    効いてないフリをするんだ!!


   「
ボク一人の力じゃとても生き残れません
    でも ボクには力をくれる人達がいる
    これまでもずっと これからもきっと・・・


   「
確かにオレは
    勝ったり負けたりのボクサーだ
    だが その経験は全て肥やしになってんだ


   「
オレは立ち止まらねえぞ

   「
地道な努力こそが
    最大の近道と知れ!!


   「
2発…それでもダメだったら?
    その時は…
    その時は打つ!
    3発でも4発でも いけるところまで


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■第5位
 □『ヒカルの碁』、原作・ほったゆみ、
           漫画・小畑健、集英社

   
私はまだ……
    神の一手を極めていない


   「
神の一手を極めようという
    志に生きるのならば
    こんなところで負けるわけにはいかない


   「
おまえに本はいらん
    ジャマなだけだ!捨てろ!忘れろ!


   「
恐れながらも
    たちむかっていくのか……


   「
自分で打たなきゃ見えないんだ!
    知りたいんだよ
    コイツとオレの差を!


   「
力の差を言ってるんじゃない
    目標に向かう意気込みの違いを
    言ってるんだ

   「いずれ追いつく?
    いずれとは いつのことだ


   「
……まだだ
    まだ守らない まだボクは前に行く


   「
見極めてギリギリまで踏み込むのです

   「
相手の手にひるまないだけじゃない
    相手よりキビシイ手を返してやる
    オレはもっと上にいくんだから


   「
1年鍛え直す

   「
こんなヤツに
    こんなヤツに負けてたまるか!


   「
オレはオレだ
    自信を失ったわけじゃない
    オレの碁がオレをささえている


   「
踏んばらなきゃ ダメだ
    これ以上 押されちゃダメだ
    落ち着け
    まだ………まだチャンスは来る


   「
1人になることも
    時には大事だ


   「
どれだけ近づけるか
    神の一手に


   「
タイトル戦でなくとも
    本気の碁は打てる


   「
虎次郎が私のために存在したというならば
    私はヒカルのために存在した


   「
目標だけどゴールじゃない
    道はずっと続いている


   「
私は 成長のペースは人それぞれだと
    常々思っています。
    人生遠回りは悪くない


   「
答えを出す 最後の決め手は 勝負勘だ

   「
一歩一歩行くさ
    でも足は止めない


   「
道は長い
    長い上にゴールもない
    一生勉強なんだ


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■第6位
 □『ブッダ』、手塚治虫、潮出版社

   「この大自然の中では
    人間も けものも ヘビも同じ仲間…

    その仲間同士
    助け合うのが生きもののおきて………


   「
かあさんが…
    牛やブタみたいに値がついて
    売られていくのを見送るつらさが…
    わかるかーッ


   「
…殺されるものの気持ちに
    なってほしかったんです………


   「
バリアがどうして
    いやしいのですっ
     …あれも人間だっ


   「
生きものは 生まれてから死ぬまで
    自分ひとりだけの世界で
    生きているのではない
    ほかの生きものと どうしても
    つきあっていかなければ
    生きていけないのだ


   「
木や草や山や川がそこにあるように
    人間もこの自然の中にあるからには
    ちゃんと意味があって生きてるのだ
    あらゆるものと つながりを持って……

    そのつながりの中で
    おまえは大事な役目をしているのだよ


   「
自分を犠牲にしても他人につくすのよ

   「
自分のしていることは
    自分にとって大事なことなのか
    人にとって大事なことなのか
    そして大勢の人にとって大事なことなのか!

    国じゅうの人にとって大事なことなのか
    世界の人にとって大事なことなのか
    この自然にとって
    あらゆる生きものにとって大事なことなのか
    よく考えなさい」


   「
米はだれかが つくるのだろう?
    しかもその米は もと稲という草だ
    だからごはんを たべるだけでも
    いろんな生きもの いろんな人たちの
    恩をうけていることになるでしょう

    だからあなたは ほかの生きものや
    人なしでは生きられないのだ……


   「
自分が生きていくためには
    他人が生きていく手伝いもしてやりなさい


   「
無理に苦行をして……
    自分で自分を傷つけたり苦しめたりして……
    それで一生を終える人もある
    それは一生を遊びほうけて
    好き勝手なことをしてノタレ死にする人々と
    ちっともかわりはないのだ
    むだな人生という点で!


   「
目を読むがいい
    心の中が全部 うつしだされている


   「
人を殺したくなったとき……
    その人間は おまえが手をくださずとも
    いつか自然に死んでいくのだと考えなさい


   「
大事なことは
    おまえ自身が しっかり生きていくことだ


   「
この世の中は助け合って できているのだ
    おまえたちが何かに なさけをかけてやれば
    何かがおまえたちを助けてくれるだろう


   「
人間の心は ほしいもののために
    いつも燃えている!
    そうすると そのために
    泣いたり おこったり なやんだりする

    それは消すことができる!
    目をつむるように心を閉じるのだ


   「
きょう恐ろしさをごまかせても
    あした また恐怖がやってくるかもしれない
    むしろ恐怖に身をまかせて……
    その中で やすらぎを見つけるのだ


   「
世の中のあらゆる苦しみには
    かならず原因がある その原因を知れば
    苦しみをとめる方法がわかる
    それで心を救い 安らかにできるのだ


   「
私は人々の安らぎとしあわせのために
    ちからをつくす人を選ぶ……


   「
やめなさい ほうっておくがいい
    うわさが根も葉もなければ
    そんなうわさは すぐ消えるだろう


   「
おまえの心持ちしだいで
    らくになれるぞ


   「
あなたは復讐をしていて たのしいですか?
    ああよかった!!と一度でも
    たのしんだことがありますか


   「
ヤケクソになるな 苦しくとも
    正しい心と正しい行ないさえ つづければ…
    それがきっと未来に
    よい結果になってあらわれる!


   「
ごみ捨て場で生まれようと
    庭園で生まれようとゾウはゾウなのです!
    人間も同じだ
    母君は奴隷女だったといわれるが
    どう生まれようと どういう身分だろうと
    あなたの母君は母君だ
    なにが はずかしいのか!?


   「
王だろうと バラモンだろうと
    信じていないのなら従うことはない!
    あなたはあなたの本心をたよりにして
    ゾウのように堂々と歩くがよい


   「
人間の心の中にこそ…
    神がいる… 神が宿っているんだ!!


   「
聖者どころか 神には…
    だれでも なれるんだ!!


   「
人間だけでなく
    犬も馬も牛もトラも魚も鳥も
    そして虫も… それから草も木も……
    命のみなもとは つながっているのだ
    みんな兄弟で平等だ
    おぼえておきなさい


   「
お金を持っている人は
    苦しんでいる人にあたえ
    ちからのある人は
    苦しんでいる人をささえてやりなさい

    よぶんなお金も ちからもない人は……
    せめて相手の気持ちをくみとって
    かわいそうに…と同情してあげなさい


   「
生あるものはかならず死ぬ…
    これは運命なのだ…
    みんな……
    おこたることなく…
    精進せよ…


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