『アドルフに告ぐ』の名言22(著者・手塚治虫は11月3日生まれ)


「あちこちの国で
 正義というやつにつきあって
 そして なにもかも失った…
 肉親も… 友情も… おれ自身まで…」

   出典:『アドルフに告ぐ 第4巻』、
        手塚治虫、文藝春秋、P347より


     ユダヤ人である親友、アドルフ・カミルとの
     最後の死闘を前にした、
     元ナチス党員、アドルフ・カウフマンの言葉です。


     正義というのは、結局、
     1つの立場から見たものでしかありません。

     それを、あたかも普遍的であるかのように
     振る舞うので、「なにもかも失った」という
     ことになるのだろうと思います。


     …まぁ、私の意見はともかく、
     『アドルフに告ぐ』は、あらゆる人に
     心から読んで頂きたい名作です(^^)。


      
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