『ブッダ』の名言11(著者・手塚治虫は11月3日生まれ)


「無理に苦行をして……
 自分で自分を傷つけたり苦しめたりして……
 それで一生を終える人もある
 それは一生を遊びほうけて
 好き勝手なことをしてノタレ死にする人々と
 ちっともかわりはないのだ
 むだな人生という点で!」

   出典:『ブッダ 第5巻』、
        手塚治虫、潮出版社、P286より


     苦行者への、ブッダの言葉です。
    
     当時の修行者たちは、苦行主義か快楽主義の
     どちらかを選んで、修行していたようです。

     しかしブッダは、自身が苦行した経験も含め、
     その両方の主義ともに極端であり、
     「むだな人生」として否定します。

     これは私の考えですが、ここで「むだ」と
     言われているのは、他人の役に立たないから、
     という意味が強いように感じます。


      
→ 手塚治虫『ブッダ』の名言12へすすむ
 →  手塚治虫『アドルフに告ぐ』の最初のページへ飛ぶ。
 →  手塚治虫『火の鳥』の最初のページへ飛ぶ。
 →  手塚治虫『ブッダ』の最初のページへ飛ぶ。


 →  文庫版の『ブッダ』第1巻第2巻第3巻
    第4巻第5巻第6巻第7巻第8巻
     第9巻第10巻第11巻第12巻
      Amazon.co.jpさんで購入する。