書名の50音順で観る『た行』

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 ・『大学』、宇野哲人 全訳注
 ・『ダイヤモンドを探せ』、ラッセル・コンウェル
 ・『だから、あなたも生きぬいて』、大平光代
 ・『タゴール詩集』、タゴール
 ・
『歎異抄』、梅原猛 全訳注
 ・『小さき者へ・生まれ出づる悩み』、有島武郎
 ・
『中庸』、宇野哲人 全訳注
 ・『強く生きる言葉』、岡本太郎
 ・『てぶくろをかいに』、新美南吉
 ・『東京大学応援部物語』、最相葉月
 ・『ドリームプラネットの奇跡と革命』、村井優紀
 ・『どん底からの成功法則』、堀之内九一郎



■『大学』、宇野哲人 全訳注、講談社

   「天が人民を生む以上は、
    きっとこの人民に仁義礼智の
    生まれつきを与えないわけはない。
    必ず与えたはずである


   「
物には本末がある。
    必ず己の明徳既に明らかにして、
    しかして後
    民を新たにすることができる


   「
上は天子より下は庶人に至るまで、
    一切みな修身をもって本とする


   「
我が身修まらずして、
    家の斉い(ととのい)、国の治まり、
    天下の平らかならんことを欲するは、
    その本 乱れて末の治まらんことを
    望むものにして、必ずその理無し


   「
心の中の真相は、おのずから
    外貌にあらわるという。
    故に君子は深くこれを戒めて、
    必ずその独りを慎むのである


   「
独りを慎めば、その効果はまた
    著しきものがある。
    たとえば富貴なれば、
    その家屋おのずから美しきがごとく、
    道徳修まれば
    その身はおのずから美しくなる


   「
君子が国を治めんとするには、
    ただ己の身をもって家を教うれば
    自然に一国の模範となりて、
    国民 皆その徳に感化するのである。
    けだし家と国とその理は同一である


   「
親に孝なる心をもって
    君に事うればすなわち忠、
    兄に弟なる心をもって
    長者に事うればすなわち順、
    子弟を慈しむ心をもって
    衆人を使えばすなわち恵である


   「
上の我を使うに無礼なるを悪めば、
    必ずこれをもって下の心を度りて、
    下を使うにあえて
    無礼をもってせぬようにする


   「
下の我に事うること不忠なるを悪めば、
    必ずこれをもって上の心を度りて、
    またあえて不忠をもって
    上に事えぬようにする


   「
君子はまず第一に徳を慎む。
    徳あれば衆心これに帰服す、
    ゆえに徳あれば人ありという


   「
衆人これに帰服すれば、
    おのずから領土も広まるから、
    人あれば土ありという。領土広まれば
    その地から出る租税も自然に多くなるから、
    土あれば財ありという


   「
要するに人君の徳が本で、財は末である

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■『ダイヤモンドを探せ』、
        ラッセル・コンウェル、ディスカヴァー21

   「お金持ちが百人いれば、
    そのうち九十八人は誠実な人間です。
    だからこそ、お金持ちになれるのです

   「正当なやりかたで裕福になれるのですから、
    むしろ裕福にならないほうが不誠実です

   「人々が必要とするところに、
    自分の力やお金をつぎこんでください。
    そうすれば、成功することは間違いありません

   「人の心を読もうと思ったら、
    自分の妻や子どもを見ればいい

   「ニューヨークやロンドンではなく、
    あなたが今いるところにチャンスはあります

   「世の中から必要とされるような人間になってください。
    そうすれば、世の中はあなたに見合うだけのお金を
    喜んで与えてくれるはずです

   「非凡な才能など必要ありません。
    平凡な能力を、大きな目的に向かって
    最大限に生かせばいいのです

   「何をするときにも全力を傾け、
    それをやりとげるまではけっして気を抜かない。
    そうすれば、間違いなく偉大な人物になれるのです

   「今、ここで、そのままの自分で、はじめましょう

  
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■『だから、あなたも生きぬいて』、
          大平光代、講談社

   「私は、あきらめの気持ちを
    必死で吹き飛ばそうと、
      ---合格---
    という文字を、頭に浮かばせた


   「
私はうんうんとうなずきながら
    父の話を聞いた。
    父は昔の話をするとき本当に
    うれしそうな顔をして話をするので、
    その顔が見たかった


   「
私がいちばんしなければいけないことは、
    二度と母に無用な心配や苦労をかけない
    ということと、母よりも長生きすると
    いうことだろう


   「
絶対に自殺はしないでほしい。
    死んでも地獄、運よく助かっても
    立ち直るまでは地獄。
    あなたの今現在の苦しみや悲しみは
    永遠のものではなく、いつかきっと解決する


   「
家庭や学校や世間に対する怒りや不満を、
    道を踏み外すことで解消しようとしても、
    それは全部自分に跳ね返ってくる。
    自分がしたことの何倍にもなって


   「
この先も、いくたの苦難があるかも
    しれないが、あなたはそれに
    耐えられるだけの力を備えているはず。
    あなたはこれまで随分と
    辛い目にあってきたのだから


   「
最大の復讐は、自分が立ち直ることや

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■『タゴール詩集』、タゴール、弥生書房

   「すべての嬰児は
    神がまだ人間に絶望してはいない
    というメッセージをたずさえて生れて来る


   「
花はその花弁のすべてを失って
     果実を見いだす


   「
彼らは憎み、また殺す、
    そうして人々は彼らをたたえる。
    しかし神は赤面してその記憶を
    いそいで青草の下にかくす


   「
人間の歴史は
    虐げられた者の勝利を
    忍耐づよく待っている


   「
もし彼らが背を向けて、
    荒野を横ぎる時にお前を見捨てるとも
    おお、運のわるい男よ
    足の下に茨を踏みつけ、
    ひとりで血のしたたった道を旅して行け
    夜が嵐でどよめいている時
    もし彼らが光を高く掲げないとしても
    おお、運のわるい男よ
    苦悩の雷火でお前自身の胸に火を点じて
    それをただ一つ燃えさせるがいい


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■『歎異抄』、梅原猛 全訳注、講談社

   「本願を信ぜんには、他の善も要にあらず

   「
善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや

   「
本意、悪人成仏のためなれば、
    他力をたのみたてまつる悪人、
    もっとも往生の正因なり


   「
親鸞は弟子一人ももたずさふらう

   「
わがはからいにて
    つくる善にもあらざれば非善という


   「
くすりあればとて 毒をこのむべからず

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■『小さき者へ・生まれ出づる悩み』、有島武郎、新潮社

   「お前たちをどんなに深く愛したものが
    この世にいるか、或はいたかという事実は、
    永久にお前たちに必要なものだと
    私は思うのだ

   「私はお前たちを愛した。そして永遠に愛する


   「
お前たちの若々しい力は
    既に下り坂に向おうとする私などに
    煩わされていてはならない。
    斃れた親を喰い尽して力を貯える
    獅子の子のように、力強く勇ましく
    私を振り捨てて人生に乗り出して行くがいい


   「
産は女の出陣だ。
    いい子を生むか死ぬか、そのどっちかだ


   「
母上の愛は遺書にあるように
    お前たちを護らずにはいないだろう


   「
私の一生が如何に失敗であろうとも、
    又私が如何なる誘惑に打負けようとも、
    お前たちは私の足跡に不純な何者をも
    見出し得ないだけの事はする。
    きっとする。
    お前たちは私の斃れた所から
    新しく歩み出さねばならないのだ


   「
不幸なそして同時に幸福な
    お前たちの父と母との祝福を胸にしめて
    人の世の旅に登れ。
    前途は遠い。そして暗い。
    然し恐れてはならぬ。
    恐れない者の前に道は開ける。
     行け。勇んで。小さき者よ


   「
子を思う 親の心は日の光
    世より世を照る 大きさに似て


   「
それを君に勧めるものは君自身ばかりだ」

   「痛ましい陣痛の苦しみであるとは云え、
    それは君自身の苦しみ、
    君自身で癒されなければならぬ苦しみだ


   
君よ、春が来るのだ。
    冬の後には春が来るのだ


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■『中庸』、宇野哲人 全訳注、講談社

   
君子の道は たとえば遠方に行くには
    必ず近き所より発足する


   「
物事は何事によらず
    あらかじめ準備をすれば成立するけれども、
    あらかじめ準備をしなければ
    失敗するものである


   「
誠は天の道なり。
    これを誠にするは人の道なり

   「これを誠にするは
    善を択んでこれを固執する者なり


   「
一旦行う上は
    篤く実行し得なければ中止しない。
    他人が一たびするときは、自分は百たびし、
    他人が十たびするときは自分は千たびする


   「
君子の及び難きところは、
    それただ人の見ず知らざる所において、
    よく独りを慎み
    敢えて怠らない点であろう


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■『強く生きる言葉』、岡本太郎、イースト・プレス

   「いいかい、怖かったら怖いほど、
    逆にそこに飛び込むんだ


   「
自分に能力がないなんて決めて、
    引っ込んでしまっては駄目だ。
    なければなおいい、今まで世の中で
    能力とか才能なんて思われていたものを
    越えた、決意の凄みを見せてやる
    というつもりで、やればいいんだよ


   「
人生はキミ自身が決意し、貫くしかないんだよ

   「
ぼくは口が裂けても
    アキラメロなどとは言わない


   「
信念のためには、
    たとえ敗れるとわかっていても、
    おのれを貫く、
    そういう精神の高貴さがなくて、
    何が人間ぞとぼくはいいたいんだ


 
  青春は永遠に、
    はじめからのやり直しだ


   「
むしろ
    “成功は失敗のもと”と逆に言いたい。
    その方が、この人生の面白さを
    正確に言いあてている


   「
生涯を通じて、
    決意した自分に絶望的に賭けるのだ。
    変節してはならない


   「
人間はみんなおなじなのに、
    国境のおかげでトゲトゲしくなったり、
    軍備を競いあったり、水爆までつくったり。
    実際、何のために誰のために
    そして何を、“防衛”するんだか、
    聞きたいもんだね


   「
ズバリ答えよう。
    金と名誉を捨てたら人間の“生命”がのこるんだ


   「
逃げない、はればれと立ち向かう、
    それがぼくのモットーだ


   「
弱きになって逃げようとしたら、
    絶対に状況に負けてしまう。
    逆に、挑むのだ。
    無目的に、まったく意味のない挑み


   「
人間として、言いたいことを言う。
    やりたいことをやる。
    収入はそれについてくることもあるし、
    こないこともある。
    勝手にしやがれだよ


   「
心の底から平気で、
    出世なんかしなくていいと思っていれば、
    遠くの方でちぢこまっている
    犬のようにはみえないんだ


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■『てぶくろをかいに』、新美南吉、白泉社

   
おかあさんは、にんげんは
    おそろしいものだっておっしゃったが、
    ちっともおそろしくないや。
    だって、ぼくの手を見ても、
    どうもしなかったもの


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■『東京大学応援部物語』、最相葉月、集英社

   「彼らは、応援にも勝敗があると考えていた。
    野球部が負ければ、応援が不十分だった、
    選手たちの士気を鼓舞できるほど
    客席を盛り上げられなかった応援部の
    責任だと考えるのである


   「
19 対 0で迎えた9回表。(中略)
    敗戦はもうだれの目にも明らかだった。
    ところが、応援部員たちは笑っていた。
    太鼓を叩き、声を張り上げ、叫んだ。
    『オーイ、東大、絶対にー、逆転だー』


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■『ドリームプラネットの奇跡と革命』、
             村井優紀、致知出版社

   子供たちに言葉ではなく
    心を尽くす人間にならなければ、
    たった一人の子供も幸せにはできない


   「
生徒に英語だけ与えても、
    『人間性』や『生き方』を
    伝えて行かなきゃ全く無意味だ


   「
君たち一人一人の中に、必ず
    自分しか持っていない才能がある。
    それをこれから見つけ出して、
    人生を作って行ってほしい


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■『どん底からの成功法則』、
         堀之内九一郎、サンマーク出版

   「五年前にあなたは何をしていたか?
    その答えが『いま』である

   「とことん反省し絶望を受け止め、
    そしてすべてを捨てて身軽になること

   「小さな一歩を踏み出してしまうのです

   「小さな一歩を、その先に続く目標までの
    道筋の一歩だと信じきれるかどうかだ

   「一店鋪一店鋪、つぶれない店を
    確実につくっていくのがまず第一

   「『真の欲求』をもって、獲得までのイメージを
    胸に強く焼きつけることこそ、人間を成長させる

   「スピードこそカギなのです。
    とにかく速さにこだわるのです

   「『判断する』ということは
    次のステージへつながるステップです

   「この世の中に、一瞬で判断できないものは
    そう多くはない

   「『あっちに行ったら得しそう』
    を選んではいけません。直感で
    『こっちは儲からないけど、楽しそうだ』
    と思えるほうを選ぶのです

   「失敗とは
    『うまくいかなかったという経験のひとつ』
    にすぎません

  
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