『大学』の名言4


「我が身修まらずして、
 家の斉い(ととのい)、国の治まり、
 天下の平らかならんことを欲するは、
 その本 乱れて末の治まらんことを
 望むものにして、必ずその理無し」

     出典:『大学』、宇野哲人 全訳注、講談社、P38〜39より


     自分自身を修めることができていないのに、
     家庭円満を望むのは、理屈に合わない。
     自分の家庭すら円満にできないのに、
     国が治まることを望むのは、理屈に合わない。
     ましてや、天下泰平も、理屈に合わない。

     どこまでも自分が根本であり、
     根本がキチンとしていなければ、
     どこまでもキチンとしない、というわけです。
     キビシイですが、筋が通っていて、
     個人的にはとても気に入っている考え方です(^^)。


      
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