「わがはからいにて
つくる善にもあらざれば非善という」
出典:『歎異抄』、梅原猛 全訳注、講談社、P48より
善いことと言っても、それは
阿弥陀さまのはからいで させて頂いたことだから、
自分が為した善ではないのだ”
という、非常に謙虚な言葉です。
親鸞の思想を整理しますと、
善いことは、阿弥陀さまのおかげです。
でも、悪いことは自分のしたことであり、
悪と自覚できます。
ただ、悪人ほど、素直に阿弥陀さまにおすがりできる
というように、結局、阿弥陀さまの救いにつながって
しまいます。
そこが、親鸞のスゴイところ、だと思います(^^;)。
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