『大学』の名言7


「君子が国を治めんとするには、
 ただ己の身をもって家を教うれば
 自然に一国の模範となりて、
 国民 皆その徳に感化するのである。
 けだし家と国とその理は同一である」

     出典:『大学』、宇野哲人 全訳注、講談社、P65より


     すぐれた人格者が、国を良くしようとするには、
     ただ自分の家にいて、家族にその姿を示す、
     それだけだというのです。
     つまり、感化された家族が地域の模範となり、
     そこで感化されたその地域が、国全体の模範となる…。

     それで結局、国民はみんな、その人格者の徳に
     影響を受ける、ということなのだそうです。


      
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