有島武郎の名言8(妻・安子の名言)


「子を思う 親の心は日の光
  世より世を照る 大きさに似て」

   出典:『小さき者へ・生まれ出づる悩み』、
         有島武郎、新潮社、P21より


     28才で亡くなった、
     有島武郎の妻・安子の言葉です。

     自分が結核であったため、また、
     4つ、5つ、6つと小さかった子どもたちに、
     残酷な死に触れさせないため、
     彼女は決して、子どもたちに会いませんでした。

     自分のワガママが許されるなら、
     迷わず会ったことでしょう。
     自分のワガママを微塵も寄せつけないところが、
     「親の心は日の光」たる象徴だと、私は感じます。


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