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・3月1日 ・3月4日 ・3月6日 ・3月8日
・3月11日 ・3月12日 ・3月13日 ・3月14日
3月1日生まれ
■ 芥川龍之介(作家)
□『侏儒の言葉・西方の人』より
「創作は常に冒険である。
所詮は人力を尽した後、
天命に委かせる(まかせる)より仕方はない」
「文を作るのに欠くべからざるものは
何よりも創作的情熱である」
□『蜘蛛の糸・杜子春』より
「いくら仙人になれたところが、
私はあの地獄の森羅殿の前に、
鞭を受けている父母を見ては、
黙っている訳には行きません」
「 『きゃぁん。きゃぁん。助けてくれえ!
きゃぁん。きゃぁん。助けてくれえ!』
この声は又 白の耳にはこう云う言葉にも
聞こえるのです。
『きゃぁん。きゃぁん。臆病ものになるな!
きゃぁん。臆病ものになるな!』」
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3月4日生まれ
■ 有島武郎(作家)
□『小さき者へ』より
「お前たちをどんなに深く愛したものが
この世にいるか、或はいたかという事実は、
永久にお前たちに必要なものだと
私は思うのだ」
「私はお前たちを愛した。そして永遠に愛する」
「お前たちの若々しい力は
既に下り坂に向おうとする私などに
煩わされていてはならない。
斃れた親を喰い尽して力を貯える
獅子の子のように、力強く勇ましく
私を振り捨てて人生に乗り出して行くがいい」
「産は女の出陣だ。
いい子を生むか死ぬか、そのどっちかだ」
「母上の愛は遺書にあるように
お前たちを護らずにはいないだろう」
「私の一生が如何に失敗であろうとも、
又私が如何なる誘惑に打負けようとも、
お前たちは私の足跡に不純な何者をも
見出し得ないだけの事はする。
きっとする。
お前たちは私の斃れた所から
新しく歩み出さねばならないのだ」
「不幸なそして同時に幸福な
お前たちの父と母との祝福を胸にしめて
人の世の旅に登れ。
前途は遠い。そして暗い。
然し恐れてはならぬ。
恐れない者の前に道は開ける。
行け。勇んで。小さき者よ」
「子を思う 親の心は日の光
世より世を照る 大きさに似て」
□『生まれ出づる悩み』より
「それを君に勧めるものは君自身ばかりだ」
「痛ましい陣痛の苦しみであるとは云え、
それは君自身の苦しみ、
君自身で癒されなければならぬ苦しみだ」
「君よ、春が来るのだ。
冬の後には春が来るのだ」
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3月6日生まれ
■ 重松清(作家。2001年、直木賞受賞)
□『走って、負けて、愛されて。ハルウララ物語』より
「弱くても一所懸命走っている姿に、
ほんとうに勇気づけられるんです」
「一所懸命走るんです。
勝ちたくて、がんばってるんです」
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3月8日生まれ
■ 水上勉(直木賞作家)
□『ブンナよ、木からおりてこい』より
「動物はみな弱いものをくって生きる以上、
だれかの生まれかわりだ」
「ぼくらのいのちは、
大ぜいのいのちの一つだ・・・
だから、だれでも尊いんだ」
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3月11日生まれ
■ 橋本左内(幕末に活躍した志士)
□『啓発録』より
「第一番に稚心を去らねばならぬ」
「気とは、人に負けまいと思う心、
すなわち負けじ魂と、恥辱を知って
それを悔しく思う気象のことである」
「目標に到達するまでの道筋を
多くしないこと」
「学とは
ならう ということで、
すぐれた人物の立派な行いを習い、
みずからもそれを実行していくことである」
「勉、つとめるというのは、
自己の力を出し尽し、
目的を達成するまではどこまでも続ける
という意味合いを含んだ文字である」
「男子たるものが憂慮するところは、
ただ国家が安泰であるか
危機に直面しているかという点のみ」
「学問とは、人として踏み行うべき
正しい筋道を修行することであって、
技能に習熟するだけのものでは、決してない」
「学問は生涯を通じて心掛けねばならない」
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3月12日生まれ
■ 銀色夏生(作家)
□『詩集 小さな手紙』より
「今日だけが とてもやさしくてあるように
今日だけでも とてもやさしくあるように
今日さえ克服できれば
目の前には今日しかないから」
「悲しみなさい あとでむかえにくるから
行きなさい あとで抱きしめてあげるから
まちがったとしても
あとで すべてを聞いてあげるから」
■ 太宰治(作家)
□『走れメロス』より
「人の心を疑うのは、もっとも恥ずべき悪徳だ」
「若い時から名誉を守れ」
「走るのだ。信じられているから走るのだ。
間に合う、間に合わぬは問題ではないのだ。
人の命も問題ではないのだ。
私は、なんだか、もっと恐ろしく
大きいもののために走っているのだ」
「信実とは、決して空虚な妄想ではなかった」
□『斜陽』より
「私は確信したい。
人間は恋と革命のために生まれてきたのだ」
「あさましくてもよい。私は生き残って、
思うことをしとげるために世間と争っていこう」
「私、花も葉も芽も、何もついていない、
こんな枝がすき。これでも、
ちゃんと生きているのでしょう。
枯枝とちがいますわ」
「この世の中に、戦争だの平和だの貿易だの
組合だの政治だのがあるのは、なんのためか、
このごろ私にもわかってきました。
あなたは、ご存じないでしょう。
だから、いつまでも不幸なのですわ。それはね、
教えてあげますわ、女がよい子を生むためです」
「私には、古い道徳を平気で無視して、
よい子を得たという満足があるのでございます」
「いまの世の中で、一ばん美しいのは犠牲者です」
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3月13日生まれ
■ 井狩春男(35年間、取次の窓口に勤務)
□『この本は100万部売れる』より
「ベストセラーをつくる上で
大事なのは企画力ではない、
企画を実際の行動に移す力だ」
「ベストセラーを連発する編集者諸氏は、
なぜ売れたか、の分析を徹底的にやります。
そして、なぜ売れなかったか、
を時間をかけて
いじいじ考えない」
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3月14日生まれ
■ アインシュタイン(ノーベル物理学賞 受賞者)
□『アインシュタインの150の言葉』より
「常識とは、十八歳までに身につけた
偏見のコレクションのことをいう」
「大切なのは、疑問を持ち続けること」
「わたしの母は、だいたいにおいて
いい性格の持ち主ですが、
姑としては、まったくの悪魔です」
「人間性について絶望してはいけません。
なぜなら、私たちは人間なのですから」
「どうして、自分を責めるんですか?
他人がちゃんと必要なときに責めて
くれるんだから、いいじゃないですか」
「人間にとって最も大切な努力は、
自分の行動の中に道徳を追求していくことです」
「神の前では、われわれは平等に賢く、
平等に愚かです」
「人間の邪悪な心を変えるより、
プルトニウムの性質を変えるほうがやさしい」
「暴力が障害物を速やかに
一掃してしまうことはある。
しかし、暴力そのものが創造的であると
証明されたことは一度もない」
「賞賛による堕落から逃れる方法は
ただひとつ。仕事を続けることである」
「結果というものにたどりつけるのは、
偏執狂だけである」
「唯一の救いは、ユーモアのセンスだけだ。
これは、呼吸を続ける限りは
なくさないようにしよう」
「いいジョークは、何度も言わない方がいい」
「わたしは、一日100回は、自分に言い聞かせます。
わたしの精神的ならびに物質的生活は、
他者の労働の上に成り立っているということを」
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