太宰治の名言8(3月12日生まれ)


「この世の中に、戦争だの平和だの貿易だの
 組合だの政治だのがあるのは、なんのためか、
 このごろ私にもわかってきました。
 あなたは、ご存じないでしょう。
 だから、いつまでも不幸なのですわ。それはね、
 教えてあげますわ、女がよい子を生むためです」

   出典:『斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇』、
               太宰治、文藝春秋、P176〜177より


     すべては、「女がよい子を生むため」に存在する。
     没落したお嬢さまは、この真理をつかみとります。

     言われてみると、
     確かにそうかもしれない…と感じます。

     もちろん、戦争を肯定するつもりはありません。
     ただ、どんなコトが起こったとしても、
     それはよい子が育つのに、
     教訓にならないことはない、と思うのです(^^)。


      
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