太宰治の名言7(3月12日生まれ)


「私、花も葉も芽も、何もついていない、
 こんな枝がすき。これでも、
 ちゃんと生きているのでしょう。
 枯枝とちがいますわ」

   出典:『斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇』、
               太宰治、文藝春秋、P136より


     財産も何もなくなったお嬢さまが、
     花も葉も芽もついていない枝を美しい、
     と言うセリフです。

     特に、「枯枝とちがいますわ」という一言が、
     それでも生き抜く決意を感じさせます。

     なりふり構わない。
     そんな開き直った人が、一番強い気がします。。。


      
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