森信三先生の名言23と24(9月23日生まれ)


「真の誠は、その時その時の自己の『精一杯』を
 尽くしながら、しかも常にその足らざることを
 歎くものでなくてはならぬ」

「真の誠は、このわが身、わが心の一切を
 捧げ切る常住捨て身の生活以外の
 何物でもないのです」

   出典:『修身教授録』、森信三、致知出版社、P250とP254より


     かつて、森信三先生のお墓参りをさせて
     頂いたとき、御子息さまに当時のままの
     お部屋も案内して頂き、
      “ここで、一日20時間は正座して、
       仕事をしてましたネ”
     と言われ、絶句したことを思い出します。

     私事ですが、私は受験のとき、一日18時間
     勉強していた経験があります。
     そして、それ以上勉強していた人を、私は
     他に知りませんでした。

     18時間と20時間、差は2時間ですが、
     完全に、次元の違いを思い知らされた瞬間でした。

     「常にその足らざるを歎く」「常住捨て身」
     という言葉は、人に言って聞かせるものでなく、
     森信三先生ご自身の実感であったのだろうな、
     と私は感じます。


   
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